民族楽器「ゴッタン」宮崎県伝統的工芸品指定

¥22,800

美木工房

※手作りですので最近は製作が追い付かず、お届けに5、6か月ほどお待ちいただいております。何卒ご了承下さい。

ゴッタンは南九州(宮崎県・鹿児島県)に伝わる弦楽器です。現在、宮崎県三股町にある美木工房の上牧正輝氏によって製作されています。上牧氏は「どんな音がするのか」と聴きたくなり、近くのゴッタン奏者に習いに行き、音に触れました。「懐かしいな、この音。昭和の音だ。素朴で人の心に響いてくる音だ、と感じました」このゴッタンとの縁から後に母方の祖母がゴッタン奏者の大家、荒武タミ氏(故人)の弟子であったことも分かった。そして伝統工芸士黒木氏を師匠として上牧氏は製作者としての道を進みます。

ゴッタンを製作する際、動物の皮を使用せずに木材のみで作られ、釘などの金属も使わずに組み立てられてます。
別名 箱三味線、板三味線とも言われています。
バチではなく指で弾きます。三味線と比べると穏やかな音色です。

50年~100年の古民家のスギやヒノキの柱や梁等を使って製作しますが、古い農家の囲炉裏の煙で燻されたスギの梁が最適だそうです。

宮崎県南部地方を含む旧薩摩藩では、明治初年までの約300年間に及ぶ一向宗(浄土真宗)の信仰を禁制としました。
民衆は「隠れほら穴」等を作り、その中で信仰を捨てずに続けて行きました。かくれ念仏洞が発見される度に、激しい弾圧と拷問の日々が続きました。そんな中、民衆の知恵によって念仏を唱える唄の伴奏楽器として「ゴッタン」が誕生し、都城地方で広まり、明るい場所で念仏を唱えるようになりました。
生き物を殺生せずに板張りで製作するごったんは、先人達の喜びや悲しみが込められ、長く遠い道のりを生きていく為の生活の道具の一つでした。

ゴッタンによる念仏唄は荷方節などによって、人々の全ての気持ちが込められた唄として残っています。

ごったんは現在、贈答品や飾り物としても幅広い年齢層の方々に好評です。

伝統ある楽器「ゴッタン」を絶やさぬ為に取り組む一助になりたいと思います。

サイズ:全長 93cm / 幅 16cm / 高さ 6.5cm
 材質:杉(古材)

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説明

【お手入れについて】

・乾拭きにて拭いて下さい。

・使用されていく中で蜜蝋を全体に塗っていただければより木の良さが長持ちします。

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