竈料理との出会い

7月2日金曜日に都城市今町にある「手作りの店 BABA」へ行って来ました。このお店は都城市の国道269を鹿児島県曽於市に向かっている時に、小さな手書きの看板が目に入ったことがきっかけでずっと気になっていました。

最初に伺った際は定休日で営業は火曜日と土曜日のみとの事でしたので日を改めて伺いました。伺った際に驚いたのが、国道269を右折して田舎道を入ってしばらく走ると、木々の前にポツンと再び白い木の看板で手作りの店BABの看板が現れました。

矢印の方向へ向かって住宅街に入っていくと、広い庭?駐車場?が看板が付いたお店に辿り着きました。

目の前が販売調理されている場所で、左手の小屋がカマドが並べられた工房でした。都会育ちの私にとっては初めて見る光景で、食べるより先にその景色に感動しました。

販売所の中に入ると先にお客さんがおり、女将さんが楽しそうに談笑されてました。私もその中に入れていただき、おススメを試食させていただきながら楽しい時間を過ごしました。女将さんは大変気さくで優しい方です。おススメでいただいたのは自家製の梅干し(今年のと3年熟成の2種)自家菜園で栽培して漬けたお漬物、朝カマドで作ったおこわとお赤飯です。どれも感動する美味しさでした。多くの人に知って欲しい、食べて欲しいと思うほどの美味しさです。心の中で☆五つ~と叫んでました( ´∀` )。また冷蔵ケースに入っていた自家製ゆず味噌にも惹かれ購入して後日豚のバラ肉を炒めて味付けしたが、絶品でした!

感動のあまり「後日カマドで調理している所を見学させて下さい」とお願いしたところ快く受けて下さ2日(土)朝6:30からカマドの火を焚いて始めるとの事でしたので、その時間に間に合うように知人の三股町でとらや商店の店主と共にうかがわせていただきました。

作業の邪魔にならぬように気を付けながら色々とお話を伺いました。元々は食堂で料理を作っていて、六年前に起業してこのお店を始められました。自分で提供する料理の食材はなるべく自分で出来るのは育てたり、山へ採りに行かれるそうです。

カマドで火を焚くのさえ経験ない私にお忙しい中教えて体験させてくだいました。薪もご自身で斧で割る事もあるようで外に積んでありました。火の加減次第で枝を入れたり、杉の葉の乾燥したのを入れて、調整しました。

ある程度火が燃ええてきたら、水を張ったカマドを載せて木の蓋をして、沸騰するのを火の加減を見ながらとらやの店主と火の番をしました。その間に女将はおこわのお米の準備や具材の準備をして、湯が湧いたら女将に伝えてお米を焚き始めました。私にとっては日本昔話の世界で非常に不思議な感動を覚えました。

だんだんと湯気と同時に香りが立ち始めると、私のお腹も美味しいモノを感じ取ってなり始めました。炊きあがってからの女将の動きも手際が良く、眺めているとショートムービーを見ているような感覚になりました。

完成して少し落ち着いた後、なんと!私たちに朝ご飯を用意して下さいました。炊きたてのおこわとお漬物、自家製のみそで作った味噌汁、最高に美味しかったです。

豊かな時間を過ごさせていただきました。手作りのBABAの女将さん、本当にありがとうございました。また近いので伺います。

食材通信宅配

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