みまたてまり / 一番星
¥3,480
地域活性化団体 がんばっど山王原
三股町内の山王原(さんおうばる)地区にて二十数名が集まり、平成28年5月から活動しています。希薄になった近所付き合いを復活させて賑わいと人の流れを取り戻すこと、同地区にある築130年を超える古民家「小倉邸」を管理・保存することで地区の活性化をすることが最大の目的です。
人の流れをつくる取り組みの一つが、「小倉邸」で開催されるひな飾りや端午の節句飾りの展示、地区の子ども会と共催して子どもたちに野菜を収穫してもらうなど、毎月のようにイベントを執り行っています。
この活動の一環で集まった人同士で手鞠の制作にも取り組んでいます。子供の遊びの多様化が進む中で廃れつつある手鞠文化を伝え、残す活動を楽しみながら行っています。皆さん想いを込めて一つ一つ丁寧に製作しています。
私も関わらせて頂いて初めて知りましたが、手鞠を作る際、土台となる球体を地球に見立て、上の中心を「北極」、下の中心を「南極」、中央部分を「赤道」と呼んでいます。作り手次第で様々な惑星が完成する非常に面白い世界です。
手鞠の歴史は古く、一説によると飛鳥時代に中国から渡来してきたとされています。貴族の遊戯の蹴鞠から武士の遊びの手鞠つき、そして子供の遊びとなり、江戸時代から流行したとされています。
薩摩地方では金助まりとして、幕末に桃の節句を祝う飾りとして雛人形の段飾りの隣に天井から吊り下げて飾られていました。遊ぶためのものではなく飾り用で、この地方独特の薩摩雛、押し絵とともに雛祭りの飾りとして欠かせないものであったようです。刺繍のモチーフには宝船、唐獅子と牡丹、松竹梅、鳳凰など、縁起のいい豪華な意匠が用いられます。当時は鹿児島城下の下級武士階級の女性の手内職として作られ、売り歩かれました。残念ながら金助まりの文化は廃れてしまいました。
活動を通して、日本の情緒溢れる美の文化を廃れないように一人でも多くの方に伝えて行きたいと思います。
直 径:約10.0cm
重 量:約30.0g
※手作りの為一点モノになります。
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Description
ご注意事項
- 商品写真はがご使用のPCモニター設定や部屋の照明により多少、色の変化が感じられる場合がございます。
- この作品は飾り物として模様等を楽しむモノですので、玩具の様にバウンドはしません。作品が壊れる可能性がありますのでご注意ください。手の中が転がして手触りなどを楽しんだり、室内でインテリアとして紐で吊るして模様の変化を楽んでいただけましたら幸いです。
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