黒柿プレート/葡萄杢目（ぶどうもくめ）

深川木工芸×嗣-TSUGU-

ご縁があって出会った黒柿の木材を鹿児島県曾於市に拠点を構える深川木工芸に持ち込み、職人の方との打合せによってオリジナルの黒柿のプレートが誕生しました。杢目は珍しい葡萄杢目になります。レジン（樹脂）と木材を合わせる事によってスタイリッシュな作品に仕上がりました。壁に置いてインテリアとして、おつまみやお菓子を載せて普段とは違うテーブルの彩としてご使用いただけます。

深川木工芸では職人のこだわりと技術によってより木の魅力を引き出した作品を製作しています。自然に対するリスペクトを大切にしながら、木の魅力を最大限に引き出した木の息吹が感じられる作品へと仕上がりました。自然の色彩によって炎が灯ったような風合いに仕上がりました。

日本人と柿には、古来より深い結びつきがあります。年代は分かりませんが岐阜県瑞浪市の第三紀層から柿の化石が見つかっています。縄文時代、弥生時代には柿があったとされる種が遺跡から見付かっています。日本史に残る人物名、書物にも柿との関わり合いが見れます。材質は緻密で堅い為、家具や茶道具、和傘や桶などの材料として利用されてきました。

そんな中でも黒柿は150年以上経った古木でしか墨のような縞模様がはいった心材が見つかりません。見つかる確率は１０００本に一本といわれるほど貴重な木です。神秘の銘木と言われており、和家具や建築材、工芸品などの観賞用として珍重されています。

神秘の銘木と言われる黒柿を現代の生活道具として日常生活で使用できることに感慨深いものがあります。オイルフィニッシュで仕上げている為、天然素材ならではのナチュラルな見た目や手触りが魅力的で暖かみ、優しさが感じられます。お手入れをして行く事で経年変化による美しさを増していきます。共に歩む楽しさを感じて頂けましたら幸いです。

※一点モノになります。

お手入れについて

１．綿布（端切れで十分です）を用意する。
お手入れに向くオイルは、クルミ（ウォルナット）オイル、エゴマ油、あまに油、などの植物性オイルです。
これら4種類オイルは、油の乾きが早い特性があります。
オススメはクルミオイルです。香りが気にならず、油の乾きが早いのでベタツキも少なく、お手入れに良いオイルです。
２．約20～30分しみ込ませた後、表面に残った油分を拭き取り磨いていきます。

    生産国：日本
　素　材：黒柿（国産）
　寸　法：約２９．０ｃｍ×約１１．０ｃｍ
　高　さ：約０．８ｃｍ
　重　量：２３０．０ｇ
　塗　装：オイルフィニッシュ 植物油＋蜜蝋