師匠_1

製作所「松崎刃物製作所」

 南九州、宮崎県三股町に工場があります。現在の作り手、宮崎県伝統工芸士である松崎英雄氏が三代目になります。約150年ほどの歴史があります。薩摩の頃に鰐塚山系から生活の為に木を伐りだし、火を必要としたところから始まりました。当時は野鍛冶として生活、農業に必要な道具を製作していまた。まだこの頃は鍛冶屋が多くあったそうです。機械化が進む中で、現在では鍛冶屋がこの辺りではほぼ無くなってしまいました。そんな中松崎刃物製作所は、重油による量産型ではなく、昔からの技法である焚いた木炭の中で一本ずつ熱した鋼を一つ一つ手打ちにて叩いて製作しています。鍛造による製作です。

 なぜ一つ一つ木炭で熱した鋼を叩くことにこだわるのか。木炭による温度は800℃で重油と異なり低温です。また量産品と違い、一つ一つだと刃に均等に温度が行きわたります。低温で熱した鋼を叩く事で中の粒子が分解せずにまとまります。そうする事で、量産品とは異なり、切れ味が落ちにくく、刃の欠けない包丁に仕上がります。ご使用いただくお客様に切れないストレス、切れ味が直ぐに悪くなるストレスを感じさせませんし、お料理もより美味しくなります。

 長くご使用いただいているお客様も全国に多く、10年、20年、それ以上に長くご使用いただいている方もいらっしゃいます。是非一度、お試しください。

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