塩工房「福田屋」について

塩職人福田赴夫さんは宮崎県三股町の山間地域、長田地区に工房を構えています。工房は山の中ですが、原材料となる海水は同じ宮崎県の串間市、恋が浦の海水を汲んで来ています。軽トラに大型タンクを載せて片道数時間の距離です。汲んでいる場所は船舶等が停泊していない、対流の良い場所です。

なぜ塩を始めたか?なぜわざわざ山の中まで運んできて作るのか?多くの人が疑問に感じると思います。そこは福田さんがこだわりを追及しているからです。

塩をご自身で作ろうと思ったきっかけは、自宅のBQを行った際にお肉に付けた塩の美味しさに感動して、釣りが趣味のご自身も海が大好きでそこから生み出されたモノに強い関心を改めて抱き、自分でも作ってみたいと思い行動に移したことがカタチになりました。

塩は通常だと分離して使わない苦汁も塩の個性としてすべて含めて精製しています。そのため味はしょっぱさよりも、塩キャンディーのような旨味のある塩になっています。焚き方としては、昔ながらの平釜焚きです。

山の中でのこだわりは、霧島盆地のなかで起こる山風が、海沿いで作るのとは違い粘り気のない、引き締まった塩が作る事が出来るためです。山の中で作った塩を最後に天日干しして、乾燥させています。

当初は反対の声も多かったようですが、信念と自信を貫き、現在では東京でもお取り扱い店舗があるほどです

現在作っている塩は、縞塩と満月の日に汲んだ海水で作った満月の塩があります。当社では満月の塩をお取り扱いさせていただいてます。

是非このご機会に、他とは違う、個性ある味わい深い塩をご堪能いただければと思います。

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月夜の塩7
月夜の塩4